建築吉日とは何か②
2024年05月01日
前回の続きで、
今回は、「天赦日」「一粒万倍日」「三隣亡」「土用期間」についてです。
・天赦日(てんしゃび・てんしゃにち)
天赦日は、建築や工事を行う際に特に吉とされる日の一つです。この日は、天が人々の罪や過ちを赦し、良い運気をもたらすと信じられています。建築プロジェクトにおいて、天赦日を選ぶことで成功や安全を願うことが一般的です。
・一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
一粒万倍日は、大きな成功や繁栄をもたらすと信じられる吉日の一つです。この日に行われた行為が、一粒の種から万倍の収穫を得るように、大きな成果をもたらすとされています。建築や工事の際には、一粒万倍日を選ぶことで良い結果を期待することができます。
・三隣亡(さんりんぼう)
火難により、三軒両隣を焼き亡ぼすと言われ、建築では縁起の悪い日とされています。建築関連行事において、最凶といわれています。
十二直の建築吉日と重なった場合は、三隣亡を優先してこの日には行わないようにしたほうが良いでしょう。
・土用期間(どようきかん)
土用の丑の日です。土用の丑の日といえば、鰻を食べるイメージですよね。
建築における土用期間とは、季節の変わり目の、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間のこと。年4回あるこの期間には地面をいじる基礎工事などは着工しない方が良いとされています。気候が大きく変わる時期なので、土を触る工事を避けた方が良いと言われるのが由縁だそうです。
気になる方は↑クリックしてください。建築吉日がわかります。
ここまで建築吉日に関することを説明しましたが、実際にどのくらいお日柄は気にしたほうがよいのでしょうか?
お日柄に対しては科学的な根拠があるわけではないので、いわゆる迷信というものです。
ですから、中には「全く気にしない」と言われる方もいらっしゃいますし、逆に「とても気にする」という方もいらっしゃいます。
実際、家を建てる際には現実的な都合もあります。
建築現場では、どうしようもできない天候などに大きく左右されることが多々ありますし、その中で、縁起や慣習を重視してきた部分があります。
気にする日とするならば、三隣亡は避けた方が良いと思います。
なぜなら、ご自身はよくても周りで気にする方もいらっしゃいますから、三隣亡に建築のお祝い事を行うのは、近隣の方とのトラブルの原因にもなりかねます。特に古い地域や、年配の方が多い地域では、注意が必要かと思います。
とは言え、一番大切なのは、建てられるお施主様自身の考えが重要です。
細かいアレコレは、あくまでも参考程度に留めていただければと思います。
弊社サンウッドでも、打ち合わせが進み、間取りや契約金額も問題ないとなれば、
お客様の要望も組んだ上で、こちらから具体的な契約締結日や地鎮祭などの日取りのスケジュールが提案させて頂いております。